今一度太陽光発電についてのおさらい
太陽光発電。既にその名は大きく知れ渡っていると思いますが、実際にどのようなシステムで動作・運用がなされているのかを今一度おさらいしたいと思います。 １．太陽エネルギーを太陽電池に取り込む ２．取り込んだ電圧を変換する ３．自分たちが使う ４．余った電気を売る まず、太陽エネルギーが実際にどのくらいあるのかご存知でしょうか？ 大気圏上層部からの太陽光線に垂直平面で見た場合、1.35kW/mの太陽エネルギーが入射しています。勿論このエネルギーを丸々変換できるわけではありません。 そこで、一般住宅で太陽電池を選ぶならと言う点に絞ってみます。 ・「単結晶型」・「ヘテロ接合型」の太陽電池の採用 太陽電池にもさまざまな種類がありますが、恐らく一般住宅で選ぶなら単結晶型か多結晶型、ヘテロ接合型の三種類になると思います。 多結晶型をお勧めしない理由から説明します。 多結晶型太陽電池は単結晶シリコンが多数集まってできている太陽電池で、単結晶型の太陽電池より変換効率が2%〜4%程低いからです。 勿論、その分安価ではありますが、「単結晶型」の太陽電池の歴史が長く、実績が豊富なため見比べると採用するメリットが低いわけです。 また、「ヘテロ接合型」については「単結晶型」より変換効率が高い太陽電池です。但し、高価なため狭い住宅など特殊な環境で使用する事を推奨します。後は、電力の買い取り制度がある地域での採用を推奨します。自前の電力をまかなえるとは言っても、昼間に家に常に人がいる家庭では電気を常に使用しますが、家にいない場合、昼間の浮いた電気を買い取ってもらわないと非常に勿体ないです。なので、まずは自分の住んでいる地域が電力会社による電気の買い取り制度があるかから調べてみるのが良いかと思います。
